モンテ・クリスト伯/Amour de 99!!
銀英伝@Takarazuka以来の観劇で、春の宝塚へ。
宙組ファンというわけではないのだが、宙組レンチャンになった。
(さほどのヅカファンでもないのだが)
私はいつも通り、バイクを駅そばの駐輪場に停めて劇場へ。

花も満開!まさにお出かけ日和な休日。
で、今回は「岩窟王」というのを非常に楽しみにしていたのだが、
まぁ、詰まる所、
1時間半では無理!
以上
って感じだった。
だって、
牢獄に入って出てきたって思ったらバタバタと人が死んだり狂ったりして、そうしてあっという間にハッピーエンド!
なんだもん。
こうジワジワ追い詰めていくぜぃ・・・みたいのが面白いんじゃないのか、岩窟王って
合間合間に出てくる現代人も追い打ちをかけてる・・・
何とかなんなかったのか?
もう、トップ2人の美しさしか見るべきものはなかったな・・・
(靴のヒール高いっ!!これで踊ってるのか?腰痛めるぞ!!)
そうして、Amour de 99!! -99年の愛-
これぞタカラヅカ!なオープニング。
久しぶりに娘役トップが真ん中に立って、男役侍らしているのを見たぞ!
(私は、こういうのが好きなんだ!)
昨今の娘役トップというと、なんとなくイマイチなんだ。
歌イマイチ、容姿イマイチ、ダンスイマイチって、もうイマサンぐらいいってるよぉ、ってのが感想だったのだが、
宙組の娘役トップ ミサキリオン(カナにしたら競走馬みたいになっちゃった)は、歌も容姿もイイのだ。(ダンスはようわからんけど。)
宙組のトップコンビはここ最近のトップの並びの中で最も美しいのではないだろうか。
オウキカナメ(漢字を探すのが面倒なのでカナにしておく)は、歌もダンスもうまくなったのでは?
(銀英伝のへっぴり腰フィナーレダンスを観てガックシきていたが、今回はよかった)
このショーは所謂オマージュで、古くから宝塚を見てきた人には懐かしい場面を再現しているそうな。
(私が見たことがあるのは、パッツィーの館だけだった)
で、パッツィーの館がどういう風に再現されてたかというと・・・
短縮版なのは前もって知っていたのだが、元々の振り付けでは感じられた心の動きというのが、あまり感じられない振り付けにされていて愕然とした。
他はオリジナルを知らないので何とも言えないが、
ジャンゴなどのダンスシーンもさることながら、
牛が寄ってきそうにないキラキラマタドールや、パイナップルの女王のオウキカナメは必見だ。
(足細い~~~、綺麗!って脚しか見てなかったな)
そして、ラインダンスの掛け声「パイナップルッ!!」で、すべてを解放せよ!
(「いいのか、この掛け声」などと思ってはいけない。これでよいのだ。これだけでハッピーエンドなのだ。)
ということで、それなりに愉しめた。
昔やった場面が、今でもそこそこ通じるというところは、タカラヅカの財産だなぁと感じる。
そういうものを新たに創り出していくことが今後のタカラヅカの課題なのだろう。
次はトップが変わった雪組など観たいのだが、ベルばらはなぁ・・・